丹波市立柏原歴史民俗資料館で、実に26年ぶりとなる大型特別展が開催されます。
2026年10月3日(土)から11月29日(日)まで開催される秋季特別展「太閤の世を生き抜いて-織田と京極・国替の軌跡-」。

今回の主役となるのは、丹波市・柏原藩を治めた「織田家」と、香川県丸亀市・丸亀藩を治めた「京極家(きょうごくけ)」です。
一見すると、遠く離れた丹波市と丸亀市。
しかし二つの大名家の歴史を紐解いていくと、「国替(くにがえ)」という共通点が見えてきました。
今回の展示について、担当学芸員の曽根 泰斗(そね たいと)さんにお話を聞きました。
展示のみどころ
「国替」とは、江戸時代、大名がそれまで治めていた領地から別の領地へ移されること。
その理由はさまざまで、功績が認められてより大きな領地へ移ることもあれば、幕府からの処分や、お家の事情によって移されることもありました。
曽根さんは「今でいう転勤や引っ越しのようなもの」と説明します。
ただし、現代の引っ越しとはスケールが違います。
大名が移れば、多くの家臣も一緒に移動します。
場合によっては商人や寺院まで新しい土地へ移ることもありました。
国替は、一つの大名家だけでなく、その周囲で暮らす多くの人たちの人生を動かす一大事だったのです。

柏原藩 初代藩主の織田信包(おだのぶかね)公 像
今回紹介される柏原藩織田家と丸亀藩京極家も、そんな国替を経験した大名家でした。
後期柏原藩の織田家は、奈良県の宇陀松山から丹波市の柏原へ。
一方の京極家も、若狭小浜、松江、龍野を経て、最終的に丸亀へと移っていきます。
そして面白いのが、国替によって人が移ることで、その先に新しい「まち」がつくられていったことです。

柏原藩陣屋跡
柏原では、後期柏原藩の成立後、現在の柏原藩陣屋跡を中心にまちが発展していきました。
京極家が移った丸亀市でも、現在まで残る丸亀城の整備が進められるなど、移り住んだ先々で新たなまちの歴史をつくっていきます。
「移された」という言葉だけを聞けば、どこか後ろ向きにも感じる国替。
しかし、その先では新しいまちづくりが始まり、そこで生まれた歴史が、今の丹波市や丸亀市にもつながっているのです。
今回の特別展の大きな見どころが、度重なる「国替」を経ても、それぞれの家で守り伝えられてきた貴重な品々です。
丹波市に伝わる織田家ゆかりの資料と、丸亀市やたつの市などからやってくる京極家ゆかりの資料が、一つの展示の中で紹介されます。
中でも刀剣ファン必見なのが、京極家伝来の刀剣「ニッカリ青江(復元刀)」と、織田信長が所持したと伝えられる「天国長刀(あまくになぎなた)」。

ニッカリ青江(復元刀)
「ニッカリ青江」は、大坂冬の陣にて和睦に尽力した京極忠高が豊臣秀頼から拝領した刀です。
今回の特別展では「ニッカリ青江(復元刀)」がやってきます。
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天国長刀(あまくになぎなた)
一方の「天国長刀」は、「日本刀の祖」とも称される伝説的な刀工・天国(あまくに)が打ったと伝えられ、
織田信長が所持していたとされる長刀です。
戦国の世を経て受け継がれてきた二つの刀剣が、今回の特別展で一堂に並びます。
ほかにも、織田家に伝わる「天大山」と形取られた鐔(つば)を展示。

天大山鍔
信長について記した史料にも、それらしき記述が残されているといいます。
さらに、織田家で使われてきたさまざまな家紋や、丹波市が所蔵する「安土古城図」も紹介。

安土古城図
「安土古城図」は、現存する安土城の平面図として最古とされる貴重な史料です。
京極家からは、江戸時代に幕府の命によって作成された「讃岐國絵図(さぬきこくえず)」なども展示され、
当時の讃岐国や京極家の国づくりを知る手がかりとなります。

讃岐國絵図(さぬきこくえず)
また、柏原藩陣屋跡では時代をさらにさかのぼり、織田信長亡き後、豊臣秀吉・秀長兄弟が天下統一へと進んでいく時代にもスポットを当てます。
それぞれの藩祖である織田信雄と京極高次・忠高は、激動の時代をどのように生き抜いたのでしょうか。
歴史の舞台となった、現存する「柏原藩陣屋跡」に立ちながら、その歴史を体感できるのも今回の展示の魅力です。
柏原藩陣屋跡 屋内
丹波市と丸亀市のつながり
では、なぜ今回、丹波市の「織田家」と丸亀市の「京極家」が一つの特別展で取り上げられることになったのでしょうか。
そのきっかけの一つとなったのが、丹波市出身の俳優・新木宏典(あらきひろふみ)さんです。
新木さんは2024年5月、丹波市初の観光アンバサダーに就任。

2023年には、故郷・丹波市を紹介するフォトブック「〝新〟発見 丹波ガイド」を出版するなど、さまざまな形で丹波市の魅力を発信しています。
そして、新木さんが丸亀市にゆかりのある役を演じたことをきっかけに丹波市と丸亀市の両市を訪れる人も増え、市内のイベントや観光案内所では「丸亀市に行ってから丹波市へ来ました」「丹波市の次は丸亀市へ行きます」といった声を聞く機会が増えたといいます。
俳優や作品などの「推し」に縁のある場所を訪ねる、いわゆる「聖地巡り」。
そんな現代の人の動きから丹波市と丸亀市との交流が生まれ、さらに両市の歴史を紐解くと、織田家と京極家には「国替」という共通点があることが分かりました。
現代に生まれた2つのまちの縁と、数百年前の歴史。
それらが重なって実現したのが、今回の特別展なのです。
イベント特別アイテム紹介
そして今回は、この特別展に合わせて、ここでしか手に入らない特別なアイテムも用意されています。
先着2,000名限定 活版印刷で仕上げられた本展限定の「特別入場券(パンフレット付き)」

特別展を観覧した先着2,000名には、活版印刷で仕上げられた本展限定の「特別入場券」をプレゼント。
さらに、展示をより詳しく知ることができるパンフレットも用意されています。
特別展のロゴ・新木さんのメッセージ入りのオリジナルチケットホルダー

そしてもう一つ、注目してほしいのが、非売品の「オリジナルチケットホルダー」。
秋季特別展のロゴがあしらわれ、裏面には新木さんからのメッセージも入った特別仕様です。
こちらは販売されるものではなく、特別展と連動して開催される「丹波市検定(仮)」への参加者、先着500名限定のプレゼントです。
「丹波市検定(仮)」については、ページ下部の関連企画紹介にて詳細をお知らせします。

ぜひ、先着2,000名限定の「特別入場券」とセットでゲットしてください!
特別展連動企画のご紹介
2026年10月3日(土)
オープニングイベント「THE DAY!」
秋季特別展の開幕日に開催する本イベント。
丹波市観光アンバサダーの新木宏典さんが登場。観覧は自由・無料です。
午前は道の駅丹波おばあちゃんの里にて、午後は柏原藩陣屋跡にて開催されます。
ぜひ、開幕日だけの特別なイベントに遊びにきてくださいね。
2026年10月3日(土)~11月29日(日)
丹波市検定(仮)で限定ノベルティをプレゼント
丹波市観光アンバサダー・新木宏典さんのSNSで人気の企画「丹波市検定(仮)」が、秋季特別展の開催に合わせて丹波市で実施されます。
市内6か所に設置された回答用紙を使って、丹波市にまつわる問題と観光アンケートに回答し、かいばら観光案内所へ提出すると、先着500名様に限定のノベルティをプレゼントされる企画です。
おばあちゃんの里で丸亀市物産展&特別展
オリジナルジェラート販売
特別展をきっかけに生まれた丹波市と丸亀市の交流は、歴史や展示だけにとどまりません。
道の駅「丹波おばあちゃんの里」では、11月29日(日)まで「丸亀市特設コーナー」を開設。讃岐うどんや丸亀発祥の「骨付鳥」、伝統菓子「おいり」など、丸亀ならではの商品が並びます。
また、サツマイモチップスや「おいり」、丹波大納言小豆ををあしらった期間限定「秋季特別展ジェラート」も登場。特別展とあわせて、食を通じた両市の新たな交流も楽しんでみてください。
【期間】2026年9月19日(土)~11月29日(日)
【場所】道の駅 丹波おばあちゃんの里
両市のキャラクターコラボレーショングッズの発売!
丹波市「丹波竜のちーたん」、丸亀市「とり奉行骨付じゅうじゅう 」
両市で愛されている「丹波竜のちーたん」と、「とり奉行骨付じゅうじゅう」のコラボレーショングッズも販売されます。
今年だけの限定グッズ!ぜひ特別展の思い出と共に持って帰りたいお土産の一つです。
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発売日: 2026年10月3日(土)
販売場所:かいばら観光案内所、ひかみPAいっぷく茶屋、たんば恐竜博物館ミュージアムショップ、丹波市観光協会本部事務所
遠く離れたまちに、新しい縁を生み出した旅人
丹波市と丸亀市。
遠く離れた二つのまちに、現代の新しい縁を生み出したのは、新木宏典さんと、その足跡をたどって旅をする人たちでした。
そして歴史をさかのぼってみると、そこには「国替」によって土地から土地へ移り、それぞれの場所に新しい歴史を築いてきた織田家と京極家の姿があります。
人が動くことで、まちとまちがつながっていく。
数百年前の「国替」と、現代の「聖地巡り」。
時代も理由もまったく違いますが、人の移動から新しい縁が生まれ、
その土地に新たな物語が生まれていくところは、どこか似ているのかもしれません。
26年ぶりとなる大型特別展。
この秋は柏原を歩きながら、丹波市と丸亀市、2つのまちをつなぐ物語をたどってみてはいかがでしょうか。

イベント基本情報
秋季特別展「太閤の世を生き抜いて-織田と京極・国替の軌跡-」
柏原藩織田家と丸亀藩京極家を「国替」という共通点から紹介する特別展。両家に守り伝えられてきた伝来品を展示するとともに、柏原藩陣屋跡展示室では時代をさかのぼり、豊臣秀吉・秀長兄弟の時代を生きた織田信雄、京極高次・忠高らの歩みを紹介します。
- 開催期間:2026年10月3日(土)~11月29日(日)
- 開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)
- 休館日:月曜日 ※月曜が祝日の場合は翌日
- 会場:丹波市立柏原歴史民俗資料館・柏原藩陣屋跡(丹波市柏原町柏原672)
- 入館料:大人210円/中学生100円/小学生50円
- 団体料金(20名以上):大人150円/中学生70円/小学生30円
- 無料:小学生未満、ふるさと住民票提示者
- その他:ココロンカード利用可。クレジットカード・電子マネー不可
10月1日(木)配信 PRTIMES
【兵庫県丹波市】秋季特別展「太閤の世を生き抜いて-織田と京極・国替の軌跡-」が2026年10月3日(土)に開幕!~地域の魅力を体感する「連動企画」の全貌も公開~この秋は丹波市から目が離せない!
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- 1980年代
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- 丹波市は、いままでも生活の中でよく立ち寄るまちでした。これからの取材を通して皆さまに魅力をお届けするとともに、自分自身ももっと丹波市の「おいしいお店」や「楽しい場所」、見どころを知っていきたいと思います!

