真冬の中でも温かいハウスの中、そこは甘い香りが隅々までいっぱいに広がっています。

 

ひと粒味わえば、思わずこぼれ出る「あま~い」の感想。まるで小さな祝祭のように、農園には笑顔があふれます。

 

“ほっぺたが落ちる”という例えがぴったりなこの果物、それは、朝露に輝く赤い宝石“いちご”。

 

今回ご紹介するのは、いちご狩り農園「タナストベース」です。

 

 

「タナストベース」は、氷上町にあるいちご狩りに特化した観光いちご園です。

 

名前の由来は、代表の田辺さんの名前から、「タナベ・ストロベリー・ベース」を略したものだそうです。

 

タナストベースは、2025年にオープンしたばかりの新しい農園で、高設栽培(大人の腰辺りの高さで栽培する方法)と広い通路が整備されており、ベビーカーや車いすに乗っている方でも、誰でも快適にいちご狩りを楽しむことができます。

 

 

大きないちごのオブジェが目印です。この奥が駐車場となっており、12台駐車できます。

 

 

ハウス出入口の向かいに、いちご狩りの受付があります。

 

まず、こちらの受付でいちご狩りの注意点等の説明を受け、いちご狩りに必要な用具や入場証を受け取ってください。

 

 

用具や入場証を受け取ったら、いよいよいちご狩りスタート!

 

3棟あるハウスは中でつながっており、全面いちごが栽培されています。

 

ハウスの中に入ると、いちごをそのまま溶かしたような、甘い香りが広がっています。

ハウスの中は、見渡す限りのいちご。赤く熟したいちごが鈴なりになっていて、自然とテンションが上がります。

 

 

 

 

細やかな気づかいで育てられたタナストベースのいちごは、とにかく甘い!

 

大きないちごは、まさに宝石のように輝いています。

 

小さくてももちろん甘いのですが、やはり大きくて真っ赤ないちごが最高です!

 

 

簡単ないちごの収穫方法を教えていただきました。

 

まず、いちごはやさしく持ちます。

そして、へたを下の方にして軽く引っ張ると、

 

 

 

軽い力で、プチっと取ることができます。

 

 

もっと簡単に摘みたい方は、受付時に小さなはさみを貸してもらえるので、それでヘタのすぐ上を切ってください。

 

摘みたてのフレッシュないちごは、そのまま食べても甘くておいしいですが、いちごは先端に甘みが詰まっているため、ヘタの方から食べると、口の中にしっかりと甘さが残るのでおすすめです。

 

いちご狩りを体験してもらうにあたって注意してもらいたいことは、「いちごは傷みやすい植物」であること。

 

ハウスの中を走り回って当たったり、鞄が当たったりするだけでも、傷んでしまいます。

ハウスには、これから赤く大きくなるいちごもあるので、マナーを守って、みんなでおいしいいちごを作り、いちご狩りを楽しみましょう。

 

 

また、ハウス内には、受粉のためにハチが飛んでいます。

こちらから手を出さない限り人に危害を加えることはありませんので、優しく見守ってあげてください。

 

現在、タナストベースでは、3種類のいちごが楽しめます。

 

○よつぼし

 

 

 

鮮やかな赤色で、ほどよい柔らかさの「よつぼし」は、香りが豊かで濃厚な味が特徴です。

 

非常に美味しい反面、収穫量は他の品種と比べると少なく、希少性が高い品種です。大きさにばらつきが出るため、大きいものに出会えたらとてもラッキー。

 

 

○紅ほっぺ

 

 

タナトスベースのいちごの中で、一番大粒なのが「紅ほっぺ」。

 

果肉もしっかりした食感があり、甘味と酸味のバランスの良さが特徴の、まさに王道のいちご。

特に、寒い時期(1~3月)がおすすめだそうです。

 

○あきひめ(章姫)

 

 

縦長の細い形の「あきひめ」は、酸味が少なく、甘味がとても強いのが特徴です。さらに、果汁が多く果肉も柔らかいため、小さな子どもや高齢者に人気の品種となっています。

2月以降の日射量が多くなる時期が、特においしくなるそうです。

 

おいしいいちごは、「大粒」で「全体が赤く色づいている」もので見分けられます。

 

いちごの味は、日射量によって変わるそうなので、日射量が多くなる3月は、どの品種もとてもおいしくなるそう。春に向けて、これからの時期が楽しみです。

 

タナストベースのいちご狩りの特徴は、なんといっても食べ放題時間の長さ。「90分」食べ放題の時間が設定されています。

 

いちご狩りは、気づけばあっという間に時間が過ぎてしまうもの。せっかく来たのに「もう終わり…?」と少し名残惜しくなることもありますよね。

 

しかし、タナストベースは、ゆったり楽しめる90分制となっています。

 

写真を撮ったり、おしゃべりしながら食べたり、甘い香りの中をのんびり歩いてじっくりおいしいいちごを選んでみたり。そうして、ゆとりをもって楽しめるのが嬉しいところです。

 

短い時間だと焦ってしまいがちな「どの株が一番おいしそう?」という選ぶ時間も、友だちとおしゃべりしながら気になる品種を食べ比べることも、自分のペースで過ごせるから、体験そのものがぐっと豊かになります。

 

 

 

入場証をつけていれば、ハウスの出入りは自由。

 

ハウス内のベンチや、ハウスの外の受付の奥にも広々とした休憩スペースがあるので、ここで休憩したり、いちごを食べたり、ゆったりくつろぐことができます。

 

 

もう一つの特徴は、通路が広めにとられていること。

 

ベビーカーや車いすでもスムーズに動ける幅があるから、友だち同士はもちろん、小さなお子さん連れや三世代での来園でも安心です。

 

甘い香りに包まれながら、気になる株を見つけて立ち止まり、じっくり選んでいちごを味見して、また歩き出す。

「せっかく来たから、のんびり味わいたい」そんな気持ちに寄り添ってくれる空間づくりになっています。

 

練乳やチョコソースや飲料は持ち込み自由。練乳は、持ってくるのを忘れても受付で販売しています。

 

なお、園内では飲み物の販売がありませんのでご注意ください。

 

さらに、いちご狩りされた方限定で、いちごの持ち帰り(量り売り)も行っています。

 

箱のサイズは4種類。

お好きに詰めて、タナストベースのおいしいいちごを家でもお楽しみください。

 

冷蔵庫の野菜室で2~3日は保存できますが、持って帰ったその日のフレッシュなうちにお召し上がりいただくのがベストです。

 

 

 

受付の横には、いちごの直売も行っています。

さらに、プレゼント用の箱もありますので、おいしいいちごを、お土産にぜひどうぞ。

 

 

 

 

代表の田辺辰也(たなべたつや)さんに、「タナストベース」についてお話を伺いました。

 

いちご農園を開いたきっかけは、「『つくること』が好き」だったからという田辺さん。

 

いちごは、天気の影響をとても受けやすく、日によって水や肥料の量を変えるなどの品質管理を徹底されています。

 

シーズンオフに苗の準備が始まり、夏の暑い時期には苗が焼けてしまわないようハウスに水をかけるなど、いちごファーストでいちごの生産に取り組まれています。

 

1年を通して、いちご一筋なんだそうです。

 

いちごは傷みやすく病気にもなりやすいため、農作物としては育てにくい種類に入ります。そのため、清潔さがとても大切とのことです。

 

ハウス内は常に清潔な状態を保つよう丁寧に管理され、こまめな清掃や、手指の消毒も徹底されています。どのいちごも大切に育てられているのが伝わってきます。

 

いちご狩りについては、「収穫する楽しさを味わってほしい」との思いがあります。

 

「採る」、「食べる」という、人間の基本的な喜びの1つを楽しんでもらいたいとの思いで、いちご狩り体験ができる農園にしたそうです。

ただ食べるだけではなく、“自分の手で収穫する”という特別な体験。

 

赤く色づいた実をそっと持ち上げ、ぷちっと摘み取る瞬間の小さな達成感。

 

その場で味わう完熟いちごは、まるでご褒美のように甘くてみずみずしいです。

どの実にしようかな、と選ぶ時間も楽しくて、気づけば夢中に。そんな収穫ならではのワクワク感を、ぜひ味わってほしいと思います。

 

来年以降は、いちごの品種を増やすことも計画中とのこと。進化し続けるタナストベースが楽しみですね。

 

「つみたてフレッシュな甘いいちごを、そのまま味わっていただきたい」

その言葉どおり、タナストベースのいちごは本当に甘いので、ぜひつみたてそのままのいちごを味わっていただきたいと思います!

 

ゆったり長めにいちご狩りを楽しめ、ベビーカー・車いすでも安心して行ける農園。

甘くてみずみずしいいちごを、摘みたての状態で味わえる贅沢な時間。

家族、友人、カップルなど、お出かけにぴったりの体験型観光スポットです。

 

タナストベースで過ごす90分は、忙しい毎日をふっと軽くしてくれる“ごほうび時間”になることでしょう。

この季節だけの特別ないちご狩り体験を、タナストベースでお楽しみください。

 

 

【タナストベース】

住所:兵庫県丹波市氷上町伊佐口772-2

電話:070-6998-7780

営業時間:10:30~15:30

定休日:月、金(不定休がありますので、インスタグラムをご確認ください)

インスタグラム:@tanabestrawberrybase

 

○予約方法

(予約推奨)

じゃらんnet:https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000226919

電話:070-6998-7780

・当日、空きがあれば予約なしでもご案内できる場合があります。

 

○料金[税込]

・大人3,300円

・小学生2,300円

・未就学児1,600円

・2才以下は無料

※平日は300円オフ

 

 

 

私がレポート

稿
まる
1980年代
自然や食べることが好きで、私が気になった"丹波市"を発信中です。
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